コーヒーの味の8割は「生豆」と「焙煎」で決まるといわれています。
自分でコーヒーを栽培できない以上「生豆」は生産者に任せるとして、「焙煎」にチャレンジして自分好みのコーヒーを淹れることは、それ程難しいことではありません。
「焙煎」なんてプロのする仕事と決めつけていませんでしたか?
実は、私もそのように考えていたのですが、調べてみるとそんなことはなさそうです。
「焙煎」は豆を煎るだけの単純な作業ですから、銀杏をいることとそれ程違いはありません。
ちょっとしたコツをつかむまでは、何度か失敗もあるかもしれませんが、「美味しいコーヒーを飲みたい!」という願いを果たすため、遊びも兼ねてチャレンジしてみませんか?
自分で焙煎するための準備とは?
☕焙煎するための道具
・手網・・・直径20cm、深さ5cmくらいのもの
・冷却用の金網
・軍手
・冷却用のドライヤー
・コーヒー豆
準備するのはこれだけでOKです。
使用する豆
・全体に豆の形が小さめ、熟成度が高い、肉が薄い低産地の豆
熟成度が高いとは、生豆を気温や湿度が一定の倉庫で保存した豆。10年以上の長
期熟成の豆は水分が抜け、枯れた状態となり、焙煎時の火の通りが速く、コーヒ
ーの風味や香りが引き出されている。
カリブ海産のハイチ、ドミニカ
・肉厚、含水量が多い、火を通すのが難しい豆
ケニヤ、タンザニア、コロンビア
☕焙煎前のひと手間
・水洗い
水洗いすると酸味が増すという評価もありますが、焙煎してみてビックリすることが
薄皮の飛び散りが激しいこと。辺り一面が川だらけになります。
これを防ぐためには、ボウルに豆を入れて水洗いをすることをお勧めします。
豆を洗うと色が出ると同時に皮が剥がれてきます。これを5回くらい繰り返すと、色
も皮も出なくなったら水洗いは完了です。
最後にペーパータオルで水気を拭き取れば準備完了です。
☕焙煎の度合いによる味の変化
手網20cm、深さ5cmを使った場合、豆は200gくらいが適量です。
豆はまんべんなく手網の中で回し、火はコンロに対して水平に保ちながら前後に振っていきましょう。
手網で焙煎していくと、豆の色の変化でを確認できるので、何回かやっていくと好みの味が分かってくることでしょう。
☕それぞれの豆の種類に適した焙煎度
●ブラジル
ブラジル産の豆の特性は苦味と酸味のバランスの良さにあります。その特性を引き出すベストポイントはミディアムからシティまでの3段階で、焙煎時間は18~21分です。
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●ブルーマウンテン
肉が薄くて柔らかいので、初心者でも強火にしなければ煎りムラは起こりません。
ベストポイントは苦味と酸味を抑えたミディアムかハイローストで、焙煎時間は16~18分です。
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●コロンビア
コロンビア産の豆は肉厚で大粒です。酸味も強いので浅煎りだと強度の渋みが出てしまいます。
ベストポイントはハイからフルシティで、焙煎時間は22~25分です。
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●ケニア
ケニア産の豆は高品質で肉厚でやや大粒です。火の通りが悪いので煎りムラを起こさないためには丁寧な焙煎を行う必要がありますが、しっかりとした風味と濃度が味わえます。
ベストポイントはフルシティで、焙煎時間は23分です。
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自分で焙煎にチャレンジ!
コーヒー自家焙煎は面白い!~20分で覚える簡単自家焙煎のススメ~
焙煎の楽しさを理解できる動画です。とっても参考になりますのでご覧になってください。
とっても楽しそうで、しかも簡単ですね。私もこの動画のおかげで、自分で焙煎してみたくなりました。
コーヒーって一つ一つが大人の遊びの要素が詰まっています!
人生が豊かになりますから、コーヒーライフを楽しみましょう。