あなたにとってのストレス解消法は何でしょうか?働く人1000人に対するアンケートによると、第一位「睡眠」、第二位「美味しいものを食べる」、第三位「旅行する」となっていました。四位以下では「ショッピング」、「酒を飲む」、「風呂に入る」、「運動」、「カラオケ」などが続いています。
あなたのストレス解消法もこの中に含まれていますか?どれも根本的な解決にはならないものの、心を解放するためには大切なリラックス法ですね。
しかし、ストレス解消のつもりが、逆にどっと疲れてしまった!などということもありますよね。そこで、皆さんに試していただきたいのが創作活動です。
創作活動と言っても、特別に道具を買い揃える必要はありません。家の中にある調理器具と食材さえあれば誰にでもできまる料理です。まったく料理をしたことがない人でも大丈夫、youtubeが全部、懇切丁寧に教えてくれます。
さあ、今回はストレス解消と料理、いつの間にか出来ている、ストレス解消法をご紹介しましょう。
料理でストレス解消
普段食事はどうしていますか?仕事が終わってから、料理はされますか?疲れていたり、夜帰るのが遅くて料理をする時間がないという方も多いことでしょうね?
でも、ちょっと時間を工夫して、料理に挑戦してみませんか。料理はとても楽しいし、同じ食材でも、作り方次第でまったく別物に変身します。
ひょっとしたら、あなたにも料理でストレスが解消した!という体験が待っているかもしれません。なぜ料理でストレスが解消できるのか、その理由を以下に挙げてみます。
料理することでストレスが解消できる3つの理由
①癒しホルモン
料理というのは、意外と頭をつかう作業です。
献立を決めなければなりません。献立が決まれば、必要な材料が何かが分かります。足りなければ買い物に行き、作り方をイメージし、完成した姿や味が浮かんできます。
手先をつかって調理をするため、その工程で、さまざまな器官をフル活用することになります。頭や手先をつかう作業が多いと、
癒しホルモンの1つである「セロトニン」の分泌が盛んになるため、ストレスが和らぐと言われています。
また、このセロトニンは脳を活性させ、気分の向上につながる効果もあります。
②様々な工程があり集中できる
料理にはさまざまな工程がありますが、切る、刻む、混ぜる、焼く、茹でる、煮る、盛りつけるなど、どれも単純作業です。この単純作業に集中すると雑念や表層意識が取り除かれるのです。これを「マインドフルネス療法」と言います。
単純作業を続けることは、集中力が上がるため、ある種の瞑想のような効果があります。
「瞑想」に敷居の高さを感じている人も、調理プロセスにおいて、自然「瞑想」を体験しているのです。
③目に見える達成感
それは、目の前に「完成物が存在する」ということ。
完成物が目に見えるということは、大きな達成感を得ることにつながります。
食べること以前に、自分自身で達成感を生み出すことは、自己肯定感を高めることにもつながり、ストレス解消に高い効果を得ているのです。
ストレス解消の役立つ食品のチョイス
①ストレスに強い体をつくるおススメ食品
・コレステロールとたんぱく質
コレステロールは体がストレスと戦ううえで、必要な副腎皮質ホルモンの原料になります。また、ストレスにさらされると、数種類のホルモンが盛んに分泌され、タンパク質の分解を促進させます。
たんぱく質が不足すると、肌が荒れたり、疲れやすくなったり、脳の働きが低下したりします。
肉類、魚介類、乳・乳製品、大豆・大豆製品などの食品に良質のタンパク質が含まれているので、しっかり摂るようにしてください。
・塩分
ストレスがあまりにひどいと、体に必要なナトリウム成分を保持することができなくなります。ナトリウム不足がますます体をフラフラにすることもあります。朝起きるのがつらい人は、朝食タイムにお味噌汁を飲むことがおススメです。
・ビタミン
ストレスにさらされると抗酸化機能が低下し、抗酸化ビタミンのβ-カロテン、ビタミンC、Eが不足してきます。また、ストレス時に分泌されるホルモンの合成には、ビタミンB群、Cが必要です。
ビタミンB群が不足すると、皮膚や粘膜や血管などに異常を生じ、頭の働きや神経の正常な働きに支障が出て、精神状態が悪くなります。
ビタミンCは免疫力を強化して、抗酸化作用がありますが、精神的なストレスがかかると大量に消費されます。
ビタミンが多く含まれている食品は色とりどりの野菜や果物です。豆類もお勧めです。
ただし、ビタミンB群の一部は肉や魚にしか入っていないものもありますから、肉や魚、海藻など、いろいろな食材を取り入れるということが大切です。
ストレスが解消できるできるレシピ
主婦で日ごろ家族のために作っていらっしゃる方々には申し訳ないことですが、私にとって料理は遊びです。
探せばいくらでもレシピは世の中に溢れていますし、外で食べた料理を再現しようと思うだけでワクワクしてきます。
ぜひ、料理が大好きになっていただきたいです。
過程を大切にする
ストレスを受けている人は、受け手の立場になっていることが多います。受け手は入ってきた情報を、マルかバツかと判断するだけです。創作するということは、発信する側に立つことになるので、脳を活性化させることができます。
極力自らを発信側に立たせられるように意識してみましょう。
また、何かを創作するというと、その結果に意識が向いてしまいがちです。しかし、ストレスの解消、つまり自分を癒すという目的から言えば、創作している過程がとても大切なのです。
料理になれて美味しいものが作れるようになったら、誰かに振る舞ってみましょう。喜びが湧いてきて、心が元気になりますよ!