私は長い間足の乾燥や水虫に悩んでいましたので、絶対に人前では靴下を脱がないようにしていました。
ある時、知人に誘われてキリスト教の教会の礼拝に参加しました。たまたまその日は3か月に1度の「洗足礼拝」の時で、お互いの足を洗いあい、お祈りをするという儀式でした。
見学者の私も裸足になるように何度も勧められましたが、頑なに断り続けたので、とても気まずい空気になり、早々に立ち去るしかありませんでした。
皆さんは足のトラブルを抱えていませんか?私はその後、水虫は完治できたので、人前で靴下を脱ぐのは平気になりましたが、今でも臭いに関してはちょっと不安があります。
臭いのトラブルでワキ臭の次に気にしている人が多いのは足のニオイです。今回はその原因と対策を考えてみましょう。
嫌な足臭の原因 とは?
自分自身でツンと鼻を刺激する臭いを感じだら、周りからもそう思われているのではないかと気になりますよね。なぜ、足が臭うのか原因を考えてみましょう。
①雑菌
足が臭う主な原因は雑菌です。足にもともと潜んでいる常在菌が、汗と混ざった皮脂や古い角質、垢などの汚れを分解すると、臭いの元となる物質ができます。
その物質は、納豆にも含まれている「イソ吉草酸」と、酢っぱい臭いがする「酢酸」の二つです。以下、雑菌が繁殖してしまう元となるものを紹介します。
Ⅰ.汗
足の裏は他の部位に比べ汗をかきやすい部分です。それもそのはず、足の裏には汗腺が集中して存在しており、その量は背中の5~10倍ほどであると言われています。そのため、足は1日でコップ1杯分もの汗をかくのです。
Ⅱ.角質
角質も常在菌によって分解されることで臭いを発するようになります。
足は全身を支える部分のため、他の部位に比べて角質が厚く、かたくなっています。そのため、垢となって剥がれ落ちる角質が多くなります。
Ⅲ.靴、靴下
長い間履きっぱなしの靴や靴下は蒸れ、ニオイのもとになります。特にパンプスや革靴など、足全体を覆う靴の場合、通気性が悪いため汗が溜まりやすく、雑菌が繁殖しやすくなります。常在菌は高温多湿を好むため、湿気がこもりすぎないようにしましょう。
②疲労臭
疲労が体に蓄積されると、肝臓や腎臓の働きが弱るため、本来尿として出てくるはずのアンモニアが血液によって全身を巡り、皮膚から出てくるようになります。
特に立ち仕事などで疲れた足は血行が悪くなり、下半身に血液と老廃物が溜まりやすくなります。そのため、毒素のアンモニアが老廃物として排出され、疲労臭が発生します。
③爪垢
爪の間には、汗や古い角質が垢としてたまりやすいです。これを放置してしまうと、強烈な臭いを発しはじめます。特に親指の爪にはカスが溜まりやすいので要注意。こまめに爪を切ったり、ブラシで汚れを落としたりして対策をとりましょう。
④ストレス
足の臭いは、ストレスも関係します。「精神性発汗」といい、緊張する局面になると汗の分泌量が増え、結果的に臭くなります。また、ストレスが溜まることで上述の疲労臭の原因にもなります。
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足のにおいの対処法
では、足の臭さはどのように対処すれば良いのでしょうか? ここからは、足の臭いを改善するための方法を紹介します。
①正しく足を洗う
足にひそむ常在菌は本来悪いものではなく、皮膚の表面を弱酸性に保ち、守るという役割があるのですが、バランスが崩れて増えすぎると臭いのもとになってしまいます。常在菌を増やさないためにも、古い角質や汚れが残らないよう、丁寧に足を洗いましょう。以下、正しい足の洗い方を紹介します。
Ⅰ.角質を取り除く
まずは足の裏にある厚い角質を取り除きます。やすりや角質リムーバーで優しく角質を落としていきましょう。 週に1~2回程度が目安です。
Ⅱ.足湯で汚れを浮き上がらせる
洗面器にお湯をため、足を入れて足湯をします。この作業をすることで汚れが浮き上がり、汚れを落としやすくなります。
Ⅲ.石鹸を泡立てて洗う
片足ずつ、よく泡立てた石鹸を使って洗っていきます。さらに強い効果が欲しい場合には、足専用の石鹸を使用してみるのも良いでしょう。
ポイントは手で洗うことです。スポンジなどで足の裏を傷つけてしまうと、菌の繁殖を促進してしまいます。手で優しく、汚れが溜まりやすい指の間まで丁寧に洗い上げましょう。
Ⅳ.爪の間を洗う
見落としがちですが、爪の間は汚れが残りやすい部分です。優しくささっと洗いましょう。
Ⅴ.よく洗い流す
ぬるま湯でキレイに泡を落としていきます。石鹸カスが残らないよう気を付けてください。
Ⅵ.水気をふきとる
洗い終わったらタオルで水気を完全にふき取ります。水分が足に残っていると、雑菌の繁殖に繋がるため、指の間もしっかり拭きあげてください。
気になる臭いを徹底洗浄。 極上の香りと洗い上がりをお約束します。
②ミョウバンや重曹を使う
ミョウバン
スーパーにも売っているミョウバンは、足の臭い対策に使えます。ミョウバンには殺菌効果や制汗作用があるため、表面の雑菌を除去することができます。
水500mlと20gのミョウバンを用意し、ペットボトルの中に入れます。ミョウバンは溶けるまでに時間がかかるため、ペットボトルのふたをしめてよく振り、冷蔵庫で保管してください。水が透明になったらミョウバン水の完成です。
使用するときは、さらに10倍に薄めると、刺激が強くなりすぎずオススメです。ガーゼに染み込ませたり、霧吹きスプレーの容器に入れ吹きかけたりして使います。
重曹
重曹も臭いに効果があります。洗面器にお湯を張り、大さじ2~3杯程度の重曹を加え、そこに15分程度足を浸すと、臭い対策になります。
足の臭いの素となる雑菌であるイソ吉草酸が酸性のため、アルカリ性の重曹を使用することで中和され、臭いが消えます。2~3日試すと臭いが気にならなくなってくるはず。
③靴を清潔にする
毎日同じ靴を履くのはやめましょう。湿気をとるために、1度履いたらできれば2日は靴を休め、干して乾燥させてください。
また、靴のサイズが合わないと汗が増え、臭いの原因になるため、今一度靴のサイズもチェックしてみると良いでしょう。
それでも臭いが気になる場合は、消臭スプレーや消臭インソールを使用してみてください。
④靴下にも工夫を
通気性の良い靴下等を使用すると、通常の靴下に比べ臭いが減るかと思います。1日履いた靴下は、洗濯機に入れる前に除菌用の石鹸などを使って事前に洗っておくと、より臭いが気にならなくなるはずです。
⑤ストレス解消
ストレスは臭いのもとです。自分に合った適度にリフレッシュする方法を見つけられるとよいですね。
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足臭が改善されるまでの過ごし方
足のニオイを意識しすぎると、余計ストレスから汗が出て臭ってしまうこともあります。ある程度対策をしたら、過度に気にすることなく過ごすのも、臭いを消すことにつながります。
臭いはデリケートな問題なだけに、手入れが欠かせません。きちんと対策を取って、ためらわずに靴を脱げるようになりたいものです。
それでもなかなか結果が出ないときには、「足の臭いなんかで」と思わないで、医師の診察を受けてみてください。
デオドラント剤なども改善の助けになるはずです。根本的な改善を目指して、頑張っていきましょう。
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