健康で明るい未来

心と身体の健康を保ち、健康な人生を送れるようわかりやすく説明していきます。

健康問題/免疫力アップは腸内環境の改善から

 免疫力と腸内環境の関係

「病気になるのは免疫力が下がるから!」(免疫学者の安保徹先生) 

 

 人間は本来病気にならないように作られているのですが、残念ながら多くの方々が何らかの病気を抱えています。この理由はいったい何なのか?今の生活に問題があるのであれば、それを見直して、病気や薬とは無縁の人生を手に入れましょう。

 

 

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免疫力とは?

 免疫とは体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛システムのこと。 免疫の仕組みは実に精巧にできており、いくつもの免疫細胞が協調しあって働いています。

 人間の身体の中では毎日、がん細胞などの異物(身体に害をもたらす細胞)ができます。 では多くの人はなぜ、発病しないのでしょうか? それはさまざまな免疫細胞が連動し、ガンを死滅させるために働いているからです。

 もし、免疫というシステムが体から無くなったとしたら、私たちはすぐに何らかの病気にかかってしまうのです。免疫システムは15歳までに出来上がります。20歳を超えると、免疫力は落ちていきます。

 

腸内細菌が免疫力を左右する

 人間の身体は、口から肛門まで続くトンネルのような構造になっています。 腸は体内にありながら、皮膚と同じように外界にさらされているのと同じです。 食事や呼吸をするたびに、腸は食べ物だけでなく、病原体となる細菌やウイルスにも毎日触れています。

 免疫細胞の約6割は腸にいると言われます。 腸内の免疫細胞を活性化できる食べ物をとっているかどうかが、免疫力を大きく左右します。

 

免疫力はなぜ低下するのか

腸のコンデイションは「腸内フローラ」に左右される

🔷善玉菌の働きと悪玉菌の働き

 細菌が食品などの有機物を分解することを「発酵」あるいは「腐敗」といいます。

 発酵は、味噌や納豆、チーズやヨーグルト作りに利用されるように、私たちにとっては役に立つ変化ですが、腐敗は文字通り腐ること。この違いが善玉菌と悪玉菌を分けています。

 善玉菌は身体の中でビタミンを作るなど良い働きをする一方、悪玉菌はアンモニアやインドール、硫化水素といった「毒」を作ってしまいます。体調が悪くなった時に便が臭くなるのは、悪玉菌が優勢なった証拠です。

 

🔷悪玉菌優勢の状態

 腸内に悪玉菌が増えると便やガスを排出するための腸のぜん動という動きが悪くなって、便秘になりやすくなります。便秘で腸の中に便が残ってしまうと、腸内に有害物質が溜っていき、それが血液に吸収されて全身にゆきわたると、肌の乾燥やにきび、吹き出物など肌トラブルが見られるようになります。

 また、がん、糖尿病、うつ、アレルギーといったさまざまな病気が、腸内環境の悪化と関連があることもわかっています。

免疫力低下の原因となる生活習慣

・ストレス

・煙草

・食生活(偏食など)

・化学物質の過剰摂取(添加物など)

・睡眠不足

・不規則な生活

・運動不足

・体温の低下

免疫力が低下するとどうなるのか

🔷初期症状

 まず免疫力が低下し始めると、初期症状として口内炎やヘルペス、肌荒れが目立ってきます。のどや鼻は、味やにおいを感じにくくなるのを避けるために、他の部分に比べてバリア機能が低くなっています。

 その代わりに、免疫細胞を含んだ粘膜でおおうことで異物の侵入から身を守っているのです。そのため、冬などの乾燥する時期はのどや鼻の炎症が起きやすく、風邪をひきやすくなります。

 

🔷中期の症状

 また花粉症やアレルギーも免疫力に関係しており、アレルギーの緒症状がでてきたり、風邪やインフルエンザにもかかりやすくなります。加齢がすすむにつれて、病気にかかりやすく治りにくくなるのも免疫力の低下が関係しています。

 

🔷さらに悪化すると

 そして、さらに悪化するとガンや白血病、心臓疾患、糖尿病などの、危険リスクが高い病気にかかってしまう可能性が高くなっていきます。

 

免疫力改善の方法

🔷食生活の改善 

 腸内環境が整っていると消化、吸収、排泄がうまくいくので、必要な場所に必要な栄養素がスムーズに届き代謝が高まるからです。逆に腸内環境が悪いと、便秘を引き起こし代謝機能も低下してしまいます。

 腸内環境を整え、腸の働きをバランスよく保つためには、食事を見直すことが大切です。偏った食生活では便秘になりやすく体の不調につながってしまいます。

 腸内環境を良くするために有効なのが、「乳酸菌」「食物繊維」「オリゴ糖」の3つの成分を取ることです。乳酸菌は善玉菌を増やすのに役立ち、食物繊維やオリゴ糖は善玉菌のえさとなって腸内で増殖を手助けしてくれます。

 

<乳酸菌を多く含む食材>
ヨーグルト、チーズ、ぬか漬け、キムチ、塩こうじ、甘酒など

 

<食物繊維を多く含む食材>
さつまいも、ごぼう、大豆、バナナ、プルーン、アボカド、キウイフルーツなど

 

<オリゴ糖を多く含む食材>
バナナ、玉ねぎ、ごぼう、大豆、豆乳、キャベツなど

 

 それぞれを食べるのもいいのですが、例えばヨーグルトにバナナとプルーンを混ぜて食べる、ヨーグルト、バナナ、豆乳、プルーン、キウイフルーツはミキサーで撹拌してジュースにできるので簡単に3つの成分を同時に取り入れることができます。

 また、キャベツを塩こうじでもみ、ゆでたさつまいもとサラダにするのもおすすめです。そのほか、さつまいもやごぼうを砂糖の代わりに甘酒を使用して煮込み、さらにしょうゆを加えて食物繊維たっぷりの煮物にしてもいいでしょう。

 腸内環境を整える食事は続けることが何よりも大切です。ですから、無理なく習慣化できるように毎日の食事メニューを考えて、「乳酸菌」「食物繊維」「オリゴ糖」の3つを取り入れていきましょう。

 

🔷生活習慣の改善

 また、腸内環境を整える方法には、「腸そのものを整える生活習慣」があげられます。これは、適度な運動や十分な睡眠時間、朝食を抜かさないことなどです。

適度な運動:体の振動や筋肉の動きが腸内の便の動きをサポートする

十分な睡眠:朝起きた時に便をS状結腸まで送る

朝食を食べる:理想的な排便タイムの訪れ

ストレスコントロール:自律神経のバランスを整える

 

肌荒れ、頭痛、肥満、冷えなど、あらゆる不調は腸から!静かに黙々と働いてくれる臓器の腸を整え、健康な毎日を送ってください!

 

腸内環境を整えて、病気知らずの身体を作りましょう!

 

 

目指したのは、首に負担のかからない枕です。 スリープマージピロー