活性酸素とは
活性酸素とは好気性生物(酸素の存在の下で正常な生活を営む生物)が酸素を消費する過程で発生する副産物のことです。体に取り込まれた栄養素の多くは分解され、グルコース(糖の一種)や脂肪酸となり、細胞の中にあるミトコンドリアで酸化されます(酸化的リン酸化反応)。
一方で、酸化は体の中の全体で起こっているため、酸化によって細胞が傷つけられることがあります。これが酸化ストレスです。
活性酸素は、元の物質である酸素よりもずっと、他の分子を酸化する能力が高いという性質をもっています。
活性酸素は身体を錆びさせる働きをし、老化や病気の原因となる
身体の抗生物質であるコレステロールは肝臓でつくられ、血液が必要なところへ運んでいます。その途中で活性酸素によって参加されると変性し、血管に沈着して動脈硬化を引き起こします。
活性酸素の原因
活性酸素の主な原因は、ストレス、喫煙、品添加物、過酸化脂質の多い食品、激しい運動、紫外線、放射線、環境汚染などがあげられます。
ストレス
外的刺激はすべてストレスですから体は防御反応として、筋肉を収縮させて緊張状態となります。このとき、ストレスホルモンの一種であるコルチゾールが分泌され、血管が収縮して血液の少ない虚血状態となります。その後、緊張が解けると血流は良くなりますが、このときに大量の活性酸素を発生させます。
(幻冬舎 GOLD ONLINE 参照)
活性酸素を取り除く生活
活性酸素は喫煙やストレス、過労などによって発生するため、動脈硬化の予防には活性酸素が発生しにくい生活を送ることが大切です。
活性酸素から守る生活術
- 紫外線をできるだけ避けて、日焼けはしない
- タバコは「百害あって一利なし」
- 飲酒もほどほどに
- 中高年以降は軽い運動を環境の良い場所で(ウォーキングが最適)
- 肥満と過度のダイエットは病気の素
- レントゲン検査は必要最小限に
- 家電製品(特に電子レンジ)やOA機器から出る電磁波に注意
- 小さな傷も素早く手当(傷口は活性酸素発生の場)
- ストレスをなくす努力を
- 睡眠をたっぷりと
- みんなで地球の環境保護を
ストレス耐性を高める5つの方法
①ポジティブ思考に切り替える
②ストレスはその日のうちに解消する
③規則正しい生活のリズムを習慣づける
④一日の中でリラックスする時間を作る
⑤良質な睡眠を心掛ける
次回は活性酸素と病気の関係をお伝えします。
生活習慣を変えることは多変ですが、必ず転換点が訪れます。
それまで、大変でも継続し何も考えなくても当たり前になるまで続けてください!
頑張りましょう!