どうして病気が増え続けるのか?
私たちの体質は、食生活や家庭環境や社会環境や遺伝的要因など、複雑な要因が絡み合って形成されています。それが食べる、働く、運動する、寝るなどの日常の習慣や加齢によって、健康な体質や病気になりやすい体質へと変化していくのです。
当たり前のように繰り返す日常の生活習慣に間違いがあれば、重大な疾患へと発展するのが生活習慣病です。なかでもがん、心臓病、脳卒中は三大生活習慣病と呼ばれ、死因の約6割を占めています。



生活習慣は、どれも自分自身がコントロールすることのできるものばかりです。「食べ過ぎ、飲みすぎはいけない!」「運動しなければいけない!」「夜更かしはいけない!」など、多くの場合正しい知識は持っています。
それでも、その習慣が変えられず肥満になったり、糖尿病、高血圧、脂質異常などの病気になったり、免疫力・自然治癒力の低下からアレルギーを発症させているのが現状です。
なぜ、生活習慣を変えられないのか?
脳からすると、ただ一定期間以上繰り返されたから習慣化しただけ。よい習慣でも、悪い習慣でも身についてしまいます。逆に、それさえ気をつければ、「習慣化」は自動的に行動を継続してくれる素晴らしいプログラムであり、より少ない努力で望む結果を手に入れることができる「魔法の杖」でもあるわけです。『30日で人生を変える「続ける」習慣』(古川武士氏)
起床、食事、買い物、お風呂に入る、テレビを見る。
私たちは知らず知らずのうちに、日常の行動を習慣的、自動的に行なっています。しかし一方で、ダイエットや禁煙といった新しい習慣を続けるには、少なからず苦労がともない、習慣化する前に挫折してしまいがちです。
習慣化とは、毎日のハミガキのように「意思や根性に頼らず、行動が自動的に継続されている状態」です。私たちの日々の行動の大部分は、習慣化されたものです。たとえば、英語の勉強をしながら数学の勉強ができないように、意識して行なえる行動は一度に1つのことにしかすぎません。
そもそも、習慣とは脳に作られたプログラムなのだと、古川氏は述べています。脳は一定期間繰り返し行なった行動は、無意識のうちに継続することができるよう、脳内にプログラムを作り上げます。つまり脳は、一定期間以上繰り返された行動を、「習慣」として記憶するのです。
どうしたら生活習慣を変えられるか
健康のため運動するとか、食事制限をするとか。それらはけっして楽しいことではありません。三日も続いたらよい方です。ところが、お腹に「6パックを作りたい!」と思い、「食事を減らし、スクワットをし、毎日風呂に入る時に鏡に映る自分のお腹がへこみ、筋がくっきりしてきた!」となったら、食べることが怖くなり、運動しないといけないという切迫感が生まれてくるので、習慣化するものです。
訓練を長く続けられる人は、「人生は一度しかない!」と自覚している人です。
脳は達成感、喜びが大好きなので、自分自身のマインドをリセットしましょう。
①心を解放する
自分自身を褒めてあげる(凄い!出来る!大丈夫!)
声を出しながら運動するのも効果があります。(背伸びしながら1~8まで数える)
②夢を描く
自分がどうなりたいのか、そうなって何をしたいのか
夢を紙に書き、毎日それを声に出して読んでみる
必ず習慣は変わります。心も身体も健康になって、夢を実現しましょう!
筋トレが長続きしなかったのに、この本を読んだら続けられた!という声が沢山上がっています。まずは始めてみましょう!