脳は実は単純で言葉の影響を受けやすい
「君は優秀だな!」「君なら東大へ行けるよ!」
先生からのこの言葉に励まされ、勉強を頑張り東大に入った人。
「いらっしゃいませ、こんにちわ!」「笑顔0円」
作り笑いでも元気な声を出しているだけで前向きな生き方ができるようになった。
「凄い!」「出来る!」「大丈夫!」
自分に向かって朝晩100回語りかけるだけで、できる自分のイメージが固まってくる。
「お前は算数が出来なくなる!」
授業中気付かないで算数の教科書を踏んでいた生徒に、担任が言った言葉で、算数が苦手になってしまった人。
このような経験をしている人は多くいることでしょう。
脳は「ドーパミン」という幸せ物質が分泌されることによって「快感」を味わいます。この分泌量が多ければ多いほど、人間は大きな快感・喜びを感じることができます。そして、脳はドーパミンが分泌されたとき、どんな行動をとったかを克明に記憶し、その快感を再現しようとするのです。
食欲を制御できない脳
もし、食べることで脳が快感を覚えたとしたら、脳はもっと食べて大きな快感・喜びを得ようとするので過食へと走っていくのです。
「デザートは別腹だから大丈夫!」「夜に小腹が空いたからないか食べたい!」
このような理屈は脳が欲望を満たすために考え出したものであり、それに踊らされて食べ続け、肥満になり、生活習慣病へと向かっていくのです。



食習慣は誤った脳に支配されている
食糧難で貧しい食生活を送ったはずなのに、戦争直後の日本人の方が現代人よりも2倍から2.5倍も便の量があったことが分かっています。野菜を摂らず、「便利さ」「食べやすさ」「見た目の良さ」で今のような食生活を続けていると、本当に大変なことになってしまいます。
「一回性」があなたの脳を変える
その後の人生を変えてしまう出来事を経験すること。これを「一回性」といいます。脳には、いつ、どこで訪れるか分からない一回性の体験を、大切に刻印し整理していく働きが備わっています。この機能こそが僕たちの人生を豊かに作っていくのです。
この言葉は脳科学者の茂木健一郎先生の著書「脳を生かす勉強法」からの引用です。
正しい生活習慣を身に着けることで、正しい方向に脳を暴走させ、充実した人生を送っていきましょう!
まだまだ寒い日が続きます。睡眠は健康の基本です。暖かくして休んでください。